「Qoala」導入前の課題
私達の会社では、大きく分けて2つの課題がありました。
1つ目は「新人営業」のスキル不足により、成約率が低迷してしまうという事です。SES営業は「顧客」「ビジネスパートナー」の開拓をしながら、「案件(業務内容を記載した記事)」と「技術者」のスキルマッチングを行い、その案件に技術者の提案という営業活動をします。スキルマッチングを行う為には顧客が要求する技術レベルを把握する事と、技術者が保有する技術レベルを把握する必要があります。この二つをマッチングするには経験が必要な為、新人営業ではなかなかベテラン営業と同じように結果を出す事ができないという課題がありました。
2つ目は「営業」一人一人の活動がブラックボックスになってしまっているという事です。営業状況を共有できるプラットフォームがない為、「誰(営業)が」「どの案件に」「誰(技術者)を提案しているのか」が把握できず、営業状況の確認なども都度行わないといけない為、余計な工数が発生してしまっていました。このような問題を解決する為に営業の提案状況の進捗を管理する為の共通のプラットフォームが必要でした。
「Qoala」選定理由
選定の1番の理由は「案件人材管理」という機能が新人営業の技術をカバーしてくれるというところです。案件人材管理では「営業したい技術者の登録」を行うとその技術者にあった案件をAIで自動検索して提案してくれるというところです。提案内容は左右に表示され、どこの技術がマッチしているかもわかるようになっている為、AIの提案をたくさん見る事により、新人営業のナレッジも溜まりやすくなりました。また、検索オプションも多い為、必要な情報が絞りやすいという事もあり、精度の高い提案が出来るようになりました。
2番目の理由は「提案管理機能」で、全ての営業が提案している状況とそのステータスを管理する事が出来るという事です。営業の進捗は6つのステータスで管理が出来ており、リアルタイムで情報を共有する事が可能になりました。営業の活動状況なども把握できるという事が決めてとなり、導入を決めさせて頂きました。
「Qoala」活用の展望
現在社内ではSES営業のツールとして「Qoala」は欠かせないものになっています。案件と技術者のマッチングから提案までの時間を大幅に軽減する事が出来たので、その他の営業業務に時間を使えるようになってきました。新人の営業の技術の底上げに寄与しています。現状ではQoalaの機能の全てを使いこなせるようになっていないので、便利な使用方法などを考えていきながら、成果を出していきたいと考えております。